やまない雨はない

50代主婦 人生新たなステージを迎えていると実感 毎日を味わって生きていきたい

『音楽の日』が素晴らしかったという話

昨晩放送された『音楽の日』(TBSテレビ)をご覧になった方は

多いと思います。

 

私も生放送4時間、しっかり見入ってしまいました。

どのアーティストも想いのこもった歌唱で良かったのですが、

思わず涙が溢れた2曲について書こうと思います。

 

 

MISIA  「明日へ」

宮城県 航空自衛隊 松島基地から、ブルーインパルスと競演した特別企画。

1曲目の「さよならも言わないままで」が終わると、

ブルーインパルス2機が、大空にハートを描く。

 

そして2曲目の「明日へ」。

MISIAの力強い歌声と想いのこもった歌唱に

ぐいぐい引き込まれ、自然と涙が流れた。

 

そして圧巻だったのは歌のラスト、

「明日へ〜」の「へ〜」のロングトーンに合わせて

ブルーインパルス5機が画面後方からグワーと現れて

MISIAの頭上を超えていくシーン。

 

「へ〜」が1分くらい続いたかのように感じて、

(実際は27秒)それだけでも凄いのに、

MISIAがこぶしを握って締めるタイミングと

ブルーインパルスが飛び去っていくタイミングが

バッチリ合っていた。

 

「すごい!」と感嘆の声をあげていた。

 

MISIAはあの小さな体から空気を出し切った後、

少しよろめいた。

全身全霊で歌っている姿を見て、ただただ感動した。

 

歌番組が終わって、冷静になってから

「あの演出は誰が考えたんだろう?」

MISIAロングトーンの秒数とブルーインパルス

時速と距離をどうやって緻密に計算したんだろう?」

「何回くらいリハーサルしたんだろう?」

「いくらかかったんだろう?」

と、普段の歌番組では考えないような舞台裏まで

想いを巡らせた。

 

FUNKY MONKEY BABYS  「あとひとつ」

解散から約8年ぶりの、一夜限りの復活ライブだった。

彼らは震災を新幹線の中で体験し、

その後、岩手県で復興支援ライブを開催したり、

宮城県ケツメイシとともにチャリティライブもやったそうだ。

 

それから、2013年に東北楽天ゴールデンイーグルス

初の日本一が決まった巨人との最終決戦9回裏に

田中将大選手がマウンドに上がる時の入場曲が

「あとひとつ」だった。

スタジアムのファンが「あとひとつ」を

大合唱した当時の映像が流れ、これまた熱い涙が…

 

ファンキー加藤のあの真剣な顔つき、熱い想い

モン吉のクールな顔つきだけど、力がこもった歌唱

DJケミカルのひょうひょうとした手拍子

8年前と何ひとつ変わってなかった。

 

最後に

音楽の日』全体を通して素晴らしかったと思います。

“歌のチカラ“は確かにあると実感できました。

楽曲に込めた想い、アーティストの想いを知ってから

聴く歌は、心に深く響きました。

 

被災地と被災された方々に、“歌のチカラ“が

届きますように…